宇多田ヒカルさんのファンになったきっかけ
みなさんこんばんは、さきです!
今日は私のパーソナルな部分も含めた1冊の本をご紹介します!
宇多田ヒカルさんについてです。
15歳で鮮烈なデビューを飾り、そこからの快進撃で多くのファンを獲得した彼女は、2010年から6年間「人間活動」と称して活動休止。
活動再開後も、20周年コンサートを行うなど私たちの前に戻ってきてくれました。
今回は、宇多田ヒカルさんに惹かれた理由や私との共通点もご紹介します!
「まだ15歳」の衝撃的デビュー
彼女のデビュー作「Automatic」でのMVは衝撃的でした。
ワイドパンツにセーターというラフな格好で、椅子に座らないという画期的な映像。
天才としか言いようがないリズム感と流暢な英語の発音。
私も最初聴いたときは「なんじゃいこの人!」とひっくり返りましたね。
後に小室哲哉さんやつんく♂さんが「適わない」と語ったほど、彼女の才能は素晴らしかったんですね。
それもそのはず、彼女の両親は音楽プロデューサー・宇多田輝賓(てるざね)さん、歌手・藤圭子さんです。
音楽一家+ニューヨーク育ちも影響してか、日本に音楽の新しい風を吹き込んだような印象です!
現在はロンドン在住ということもあり、あまり日本のテレビには出ない彼女ですが、2020年正月放送の「マツコの知らない世界」にゲスト出演しています!
そこで彼女が語った「Automatic」の裏側が、意外なものでした。
あの演出は偶然だった
座りそうで座らないという印象的な演出は、偶然生まれたそうです。
彼女によれば、「セットがあまり造られていなくて、これ以上カメラを引くと横に見切れる。ずっと座って持たせるのはおかしいから、立とうと思った」と。
4分間立ったままという画期的な映像に見えて、裏側はセットの都合というなんとまあ面白い真実が浮かび上がったという訳でした。
さてさて、ここまでは前置きです。
ここからは、私が彼女のファンになったきっかけを2つお話しますね!
①Prisoner Of Love の衝撃
きっかけはドラマ「ラストフレンズ」の主題歌「Prisoner Of Love」でした。
歌詞が上野樹里さん演じる性同一障害を抱える岸本瑠可の心情と見事にマッチしていて、何よりもドラマの雰囲気にピッタリでした。
私にとって、彼女の曲では最も印象的です。
「歌詞は前向き、メロディーは後ろ向き」という化学反応が見事に刺さり、何かあったわけではないのに切ない気持ちになります。
当時彼女は25歳。
それなのにどうしてこんなピッタリな曲か作れるのか、不思議でなりませんでした。
同時に、「ああ、これが天才というんだな」と悟ったのを覚えています。
あとこちらの動画にも大きな衝撃を受けました↓
歌う前は照れ屋で口下手な印象だったのに、歌うと豹変しているんですよね。
その場のお客さんやバンドメンバーの心を見事に掴み、自分の世界観に染め上げるという、本当に素晴らしい技術だなと心から思いましたね。
②性別にとらわれない「ノンバイナリー」
彼女の歌詞で多用されるのが「僕」という男性名詞です。
普通女性が「僕」というと違和感を覚えますが、彼女からは一切感じません。
むしろ「心地いい」「こっちのほうがいい」と、より親近感を覚えてしまうんです。
男女両方の目線から歌えるというのは、彼女の強みだと思いませんか?
加えて彼女の声にはf/1ゆらぎという人間に癒しを与えられる成分があることで、有名なんです。
違和感があるはずなのに、その声と雰囲気で一気に世界観に惹きこまれてしまう。
それが、彼女が天才と言われる理由かなと個人的に解釈しています。
あともうひとつ。
彼女はInstagramで「私はノンバイナリー」と告白しています。
ノンバイナリーとは男女という性別に囚われない生き方や解釈をしている人を指すジェンダーの専門用語で、自認者によって解釈が異なり説明が難しいんですよね。
言ってしまうと、私もこの傾向があります。
男女という枠組みに挟まれるのだけは、本当に苦しくて仕方がないんです。
「性別ではなく、一人の人間として見てほしい」という思いがとんでもなく強くて。
それをサラッと言った宇多田さんには、感謝の思いだけしかなかったんです。
私以外にも、救われた人は大勢いるでしょうね。
特に現代では、もう性別という枠組みさえ邪魔になるのかもしれません。
ファン必見!彼女の歌詞集は詩集としても活用可能
宇多田ヒカルさんの書籍は少ないですが、最新のものがこちらです↓
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作家のよしもとばななさん、糸井重里さん、いきものがかりのリーダー・水野良樹さん、小田和正さんなど豪華8名によるインタビューも掲載されていますよ!
宇多田さんは先に曲を作りそこから歌詞をつける創作方法をとっています。
ドラマ主題歌は勿論、ファンの間では「深い」「考えさせられる」と解釈が幅広くて理解が難しいとされているんですね。
私自身「こんなこと言ってたの!?」という新発見がいくつもあって、言葉に困ったら読み返すようにしています!
ファンの方は勿論、最近彼女を知った方にもおすすめの1冊です!
気になる方は是非チェックしてみて下さい!