littlebookloveのブログ

発達障害、読書について発信するブログです。皆様の悩みやモヤモヤが少しでもほぐされますように。

就労移行支援はどこがいい?うつ病経験者が教える2つの場所

発達障害の方にとって大きな壁となるのが「就職」です。

診断後は「自分は障害者」という現実を受け止めるのに、時間はかかりますよね。

 

実際私も大学を卒業するまで、「就労移行支援」という言葉さえ知りませんでした。

今となっては4つの事業所を体験してきたので、振り返ると懐かしいですね。

 

ご紹介する前に、私の体験談を話しますね。 

重い内容なので、苦しくなる方は飛ばしてもらって大丈夫です!

 

事業所を間違えてうつ病を発症

私はかつて大手事業所「ディーキャリア」に所属していました。

その時は全くの無知で、ただ母の圧力に耐えられず重い腰を上げて調べていました。

 

最初の体験面談でも「就職しているイメージが全くわかないです」と支援者の前でハッキリ言ったのをよく覚えています。

 

ここで一つ断言しておきます。

事業所の数だけ個性があるので、できるだけ多くの事業所に触れておきましょう。

 

私はこれをやらずにディーキャリアに行ってしまったので、相性が全く合わず4か月で退所しています。

 

その時が人生の2回目のどん底でした。

退所後はとにかく居場所を見つけたくて、毎日違う事業所の見学に回っていました。

 

そして時を同じくして、それまでのストレスが爆発したのかうつ状態になります。

何もしたくないというより、思考が湧いてこないという表現が正しいでしょうか。

 

電池が切れたロボットのように、朝起きても何をするべきか発想が湧いてこず、結果「感情すら湧いてこない」という状態にまで堕ちました。

 

月一で通院していたクリニックからは抗うつ剤「トリンテリックス」を処方してもらった結果、今の事業所に巡り合い、今のケアマネージャーとも出会うことになります。

 

恐らくあのまま通所を続けていたら、私は屋上から飛び降りるか手首を切っていたかもしれません。

 

コロナ禍真っ只中ということもあり、周りからの刺激やストレスがとんでもなく強かったです。

 

ここからは私が体験して好印象だった事業所も含まれているので、気になる方は是非ご覧ください!

 

就労移行支援ってなに?

まずは、就労移行支援について軽く説明しておきますね。

就労移行支援とは身体・精神・知的の障害を抱える方の「働きたい!」という気持ちに応えるための福祉サービスで、原則無料で利用できます。

 

ただ事業所によって交通費や食事代が出ない場合もあるので、「ここ良いな!」と思ったら体験面談でしっかりと確認しましょう。

 

さらに、使用期間は2年と定められています。

さらに就職が決まると「定着支援」というものがあります。

就職後も働けているか、スタッフの方が定期的にチェックをしてくれるんですね。

 

ここも事業所によって差があるので、実際に通所が決まった時にしっかりと確認するようにしましょう!

まずはここに行ってみて!大手事業所2つを解説

1.LITALICOワークス

まずは超大手事業所・LITALICOワークスです。

全国に100箇所以上、総勢1万人以上が就職という圧倒的な実績があるので、「どこに行ったらいいのか分からない!」という方はここを検討してみて下さい。

 

そしてなによりも、障害者手帳がなくても利用できるのが大きな特徴です。

独自テキストと専門プログラムの充実さは、他の事業所とは桁が違いますよ!

 

後ここはIT専門プログラムも導入しています。

実は、発達障害とITは非常に相性がいいんですね。

エンジニアやプログラマー発達障害の傾向がある方が多いと言われています!

 

実際私もここに3日間体験に行きました。

パソコン、軽作業、ディスカッションなどプログラムは充実していましたし、

1つの部屋に15名程度なので、そこまでうるさくなることもなく平和に過ごすことがでできました。

 

あと、家から近いというのも大きなメリットでした。

発達障害+満員電車=ストレス」という方程式が当てはまる方は多いのではないのでしょうか。

 

私もディーキャリアから今の事業所に変わった時は「徒歩通所ってこんなに楽なの!?」と驚きましたね。

気になる方は是非こちらをチェックしてみて下さい!

 

2.ミラトレ

続いても大手事業所ミラトレです。

東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫の7拠点に展開しています。

大きな特徴は一人一人に合わせた個別支援計画書を作成してくれることです。

 

働くといっても、多種多様な職場とシフトがありますよね。

特に現代はテレワークの導入が叫ばれているので、在宅勤務も入ってきます。

「自分に合う働き方」や「どの職種が向いているか」の自己分析はとても大事なので、しっかりと向き合っていく必要があります。

 

ここも障害者手帳が無くても利用できる可能性があるので、体験面談の時に支援員の方としっかり確認しましょう。

 

気になる方はこちらをチェックしてみてください!

 

ネガティブに捉えずに、最初の一歩を踏み出そう

就労移行支援事業所は、同じような人たちが集まって切磋琢磨しながら就職を目指していく場所です。

 

正直、発達障害などの精神障害を持つ方はまず利用するべきだと考えています。

ひとりでは限界があるので、苦しんでいる方は一度スタッフの方と話してみて下さい。

 

「体調が安定しない」「常に失敗ばかりしてしまう」「こんな自分でも就職できるんだろうか・・・」と、就職への悩みは尽きないものです。

 

だからこそ、就労移行支援が存在するんです。

困っている方は、ぜひどちらか1つを選んで行ってみて下さい!